他に何もすることがなくて暇つぶしにと日がな一日パソコンのモニターの前でインターネットを続けている人は結構いるんでしょうね。こういった世の中の流れって内需拡大の大きな障害になってるような気もします。昨年あたりから大規模の大型テーマパークの類が軒並み閉鎖されていますが、それは不景気のためというよりもインターネットによってもたらされた在宅レジャー環境とでも呼ぶべきシステムの確立によるところが大きいと思われます。インターネットそのものはかなり以前からあったわけですが、ADSLやFTTHといった高速かつ低料金の常時接続回線の普及によってインターネットヘビーユーザーが爆発的に増加したものと思われます。大体、国が率先してインターネット博覧会『インパク』なんてイベントを開催してるわけですから、従来の形のリアルなテーマパークの立場が追いやられてしまうというのも納得がいきますけどね。でもたとえば動物園とか美術館、博物館といった、現物そのものを見るための施設はこれからもなくてはならないものだろうとも思えます。とはいえ、動物園の場合は年に1回でも行ければ十分かも知れませんね。尊敬する人物がムツゴロウさんだったりするようなよほどのアニマルフリークでもない限り、子供を遊びに連れていく以外の理由で頻繁に動物園に通う人は珍しいですよね。僕も決してアニマルウォッチングは嫌いじゃないですけど、たとえば女の子とのデートで動物園に行くというような発想がそもそも浮かばないです。そういうことをする人が滅多にいない分、たまにそういうデートをしてみたりするのも効果的だったりもするかもなあとは考えますが、いざそういう状況になった時にはやはり動物園に女の子を誘ったりはしないんです。住宅事情がよろしくない都心部の住人にとっては狭い家にいながらも図書館さながらの情報知らなくてもいい余計な情報も満載なわけです。それもインターネット大きな魅力の一環なのかもしれないですね。
(了)
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