工藤伸一の小説 |
姫と王子 |
【第1稿】 2002/10/26〜(未完につき執筆継続中) 【最終更新日】 2003/02/19 |
第1話 |
ある日、隣国同士の姫と王子が散歩していました。
王子が姫に話しかけました。 「姫はさ、僕のどういうところが好きなの?」 「なんでしょうね。。。とりあえず、次男なところかしら」 「そうなの? なんで? だって王位継承の順位2番目なのに?」 「だからいいのですわ。お母様の仕事ぶりを見ていると、とてもお忙しそうで、大変そうに見えますもの。王様になるより、その他王族でいたほうが楽だと思いますわ」 「へえ。考えてみたら、それもそうだよな。姫は頭がいいんだね」 「えへへ。ほめられちった」 「ところで話は変わるけどさ、姫は体洗うときって、家来に手伝ってもらってるよね?」 「当然ですわ。自分で洗うわけありませんわ。面倒ですもの」 「そうだよな。それでさ、洗ってもらってるとき、ちんこ大きくなったりしたことない?」 「……ちんこですって? 王子、何をおっしゃるのですか! あたくしには、そんなお下劣なものは生えていなくってよ!」 「え? そうなのか? 姫にはちんこがないのか? ……じゃあ、あそこはどうなっているんだ?」 「そんなに気になるのかしら?」 「ああ。気になってしょうがないや。……このままでは夜も眠れないかもしれないよ」 「それでしたら……ちょっとそこの草むらの中まで来てくださる?」 「いいよ。……もしかして、どうなってるか、見せてくれるのか?」 「ピンポーン! でも、それだけではありませんことよ」 《第2話につづく》 |
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